光るアートフレーム チビチップを使って #2 Love to Code loopプログラムを使って光に強弱をつけて遊ぼう

みなさん、こんにちは。
いかがお過ごしですか? 段々寒くなってきましたね。風邪を引かないようにお気をつけて。という私は風邪ひいて、ちょっと遅刻のブログ更新です。
でも、冬も好きです。 ピンと澄み渡る空気を吸い込んで身がひきしまるあの感じ。氷点下のボストンが懐かしいなと思い出しています。 それはそれで美しい季節。
そんな気持ちをのせて今日のカードはお届けします。

先月、Chibichipというマイクロコントローラーが入っているクリップにプログラムを送信して点滅させて遊びました。
今月は、徐々に暗くなったり明るくなったりするパターンのプログラムを使ってみようと思います。





シロクマがオーロラの下で踊る風景。 いつの日かオーロラを見てみたい。昔からの私の願いです。

先月の投稿でもお話ししましたが、チビトロニクスはLove to Codeというプログラミングのシステムを持っています。これは、プログラミングを親しみやすく学ぶことを目的として開発されたシステムです。 どうやって遊ぶかはチビトロニクスのサイトでご覧ください。テキストブックも無料でダウンロードできるようになっていますし、かわいくてやる気の上がる箔押しのファイルに入ったテキストやらライトや銅箔テープなどがセットになて揃っているキットを買うのもいいし、チビチップの単品でも売られています。
プログラム、難しくはないのですよ。たくさんの子どもも、初心者の大人も楽しく使っていますので、間違いありません。 ご興味がありましたら、こちらをご覧くださいね。たくさんのプログラム例や楽しい説明動画が見られます。
もし、チビチップって何?聞いたことないな。ということなら、是非前回の記事も合わせてごらんくださいね。

では、今日の作品をば。 光の強弱をつけるプログラムを使いました。
最初は簡単なものから始めましょう。




こちらは、先月ご紹介したチビロボットの額絵です。先月はアンテナをピカピカと点滅させていました。点滅の速さや長さをプログラムで変化させることが出来ましたね? オンとオフのコードを使いました。今度は、別の効果を作ってみましょう。
ライトの明るさをゆっくり連続的に変化させることで、だんだん暗くなったり、明るくなったりさせることが出来ます。私はこの光らせ方が大好きです。幻想的な雰囲気がとても良い感じになります。

初めてチビチップを使うかたへ
この先に進む前に、前回の記事の前半を見てください。基本的な使い方や仕組み、プログラムの送信の仕方について説明してあります。


それでは始めましょう。
チビトロニクスのサイトのLove to Codeのページを開いてください。
今回この記事を書いている間に新しい使い方の説明ページを見つけました。とても分かりやすくてすごく良く出来ているので、是非チェックしてください。ブロックコーディングを主体に説明してありますが、テキストコーディングとの対比も出来るようになっていて、とても分かりやすいです。それぞれのプログラム言語が何を意味しているかをひとつ
ずつ説明してあるのも良いところかと思います。



次は、もともとのプログラムのページを使って説明します。

ブロックコーディング
ブロックになっているプログラムを組み合わせて作っていくプログラミングの方法です。
視覚的に理解しやすいので、こどもや、文字が並んでいるとアレルギー反応を起こす人には親しみやすい方法なので、今までプログラミングなんてやる気にもならない!と思っていた方にもおすすめです。
このページの下の画面の右側 青い〇のところをクリックして下さい。左の赤い〇からはもう一つのテキストコーディングのページに進みます。



今回のfade(だんだん明るくなったり暗くなったり)のプログラム例は、下の赤丸のところにあります。


クリックすると下の画面が開くので、”Open Example"をクリック

そうすると、このようなプログラム例が出てきます。

そう。このブロックが組み合わさったようなものがプログラムなんです。
中身の意味をざっと説明しておきますと、
“”Forever” このブロックで囲まれたところを永遠に繰り返す
 "while" この条件の間はこのブロックで囲まれたところの指示に従う ここでは明るさが100未満の時となっています。
  "set"   設定     A0のピンを”brightness"のレベルにする。
  "pause"     待ち時間  ここでは10secつまり0.01秒 待つ
  "change" brightness         上で設定したbrightnessを1増やす

ここまでのプログラムはつまり明るさが100になるまでは、0.01秒ごとに1ずつ明るさを上げていく。ってこと。
100になった瞬間に、後半のブロックに移ります。

 "while" この条件の間はこのブロックで囲まれたところの指示に従う ここでは明るさが0より大きい時となっています。
     "set"   設定     A0のピンを”brightness"のレベルにする。
     "pause"     待ち時間  ここでは10secつまり0.01秒 待つ
     "change" brightness         上で設定したbrightnessを-1する (つまり1減らす)

前半と少し変わっただけですが、今度は100から0まで0.01秒ごとに1ずつ減らしていく。という動きになります。

この二つのwhileブロックがforeverのブロックで囲まれているので、0から100まで増やす、そして100になったら今度は0まで減らすを延々と繰り返しなさい。というプログラムだというわけです。
なんとなくかっこでくくった数式みたいな感じですね。

<テキストコーディング>

このプログラム例はここを参照しています。 ”Example"ボタン→7.Love to Code Vol1→Fade with while loopの順にクリックして進むと以下の画面が出てきます。


コードがコンピューターにやって欲しい指示をコンピュータがわかる言葉で書いてあるのがプログラムだとすると、茶色で示されている文章はいわば、そのコンピューター語が人間用にわかりやすいように解説した言葉です。プログラムの中では”//"のダブルスラッシュの後ろの文章はコンピューターからは無視されるので、何を書いても大丈夫。何を支持しているプログラムかとか何をしようとしているかなど、メモのように書いておくと自分も分かりやすいし後で見たときに分かりやすいので便利です。
茶色の文を和訳したものを下に示しますので、あわせて読んでみてください。プログラムがチップに何をして欲しいという指示かが、分かると思います。そして、上のブロックコーディングと比べて見ているうちに、このテキストとブロックの関係が見えて。。。。来なくても大丈夫ですが、慣れてくると見えてくるかもしれません。




<回路>
先月と同じ回路を使っています。同じ回路でもプログラムを変えることで違う光り方で楽しめます。


一旦このfadeのプログラム例を理解してしまえば、そこから速さや長さを変えたりして応用することができるようになると思います。

<応用編>
最初のお見せしたシロクマがおどっている額絵に使ったプログラムはコード例を使いました。
このプログラムは光のカスケードという名前がつけてあるプログラムでチビチップの出荷時にデフォルトで入っているプログラムです。ですので、購入したチビチップに電源を入れるとこのパターンで光るようになっています。
サイトにある”Light Cascade"という名前のコードを再度入れなおすこともできます。
ブロックコーディングのページで、”Light Cascade"の項目をクリックすると、”See Instruction" やり方を見るというボタンから、最初から一段階ずつ自分でプログラムを組む手順を見ることもできます。



そして、テキストコーディングのページでは、Example→2.Effects"→Defaut Code-Light Cascadeとクリックすると次のようなプログラム例が出てきます。正直なところ、このプログラムは、今の私には解説できません。でも、このプログラムをそのままチビチップにアップロードすれば、ちゃんと光のカスケードは実行されて美しいです。(笑)

プログラムはそういうわけですが、おどるシロクマの回路もお見せしましょう。



もう一つ違うバージョンも作ってみました。サンタとシロクマの後ろ姿。オーロラの下、何を語り合っているんでしょうね。 よく考えると相当寒いかも。。。

いかがでしょうか?
プログラムを変えると、すぐにどうなったかを確認できるのが良いところ。ちょこちょこと変えて見てとやるのが面白いです。
怖がらずにやってみるのみ。新しい世界の足を踏み入れるのは楽しいことですから。

長文、お読みいただきありがとうございました。
よい一日になりますように。

にこりん

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