蓋をひらくと光るリュックサックを作ろう! -----導電性の布テープの特徴について------
クラフト仲間のみなさま、こんにちは!
今日は嬉しいニュースがあるのです! 皆様、ご存じでしょうか? この度チビトロニクスのデザインチームは新しいチームシーズンに突入しました。 多彩なるチームメンバーがこの6月から加わります。 チームリーダのJessicaがしばらくしたら正式なお知らせをすると思うので詳しくは述べませんが、私もとーっても楽しみにしていますとだけお伝えします。 お楽しみに!
新チームでの1回目の投稿を務める栄誉に恵まれ、光栄です!というわけで。。。 本日、私は蓋を開けると光るリュックサックのカードを作ります。
プルタブを引くと、リュックの蓋が開いて、中に書いてあるセンチメントが光るしかけカードです。 今年は本当にいつもとは異なる生活が続いていて、生徒も先生も保護者も対応していくのに苦労しながらの1年でした。
本当によくやった!いろんな可能性や打開策を手探りで探しながら、皆本当によく頑張ってきました。 夏休みには、ゆっくり休んで楽しく過ごせるように願っています。
どんな風に動いて光るのか、下の動画をご覧ください。
1. 準備するもの
・表紙; 4 x 5 1/4 inch お好きな背景で。
・カードベース; 4 1/4 x 11 inch 二つ折りに
・プルタブ ; 3/4 x8 inch ; 2枚
・プルタブの固定用スリーブ; 3/4 x 2 inch
・スイッチパーツ; 1 1/2 x 1/2 inches 1枚
端から、1/4, 1/2, 1, 1 1/4 の位置で山、谷、谷 山折りにする
スイッチパーツが初めてで良く分からない人は文末の作り方動画 15秒からを見てください。
・リュックサックのパーツ;2セット; Spellbinders Pack It Up のダイでカット。 蓋と本体の部分を切り離す。
・蓋の内側; 好きな色の紙でパーツをダイカット、GREAT JOB!のセンチメントもダイカット
同じダイでヴェラムもダイカット。ヴェラムの厚みによっては2,3枚重ねるのも良い。
・蓋につけるベルトのパーツ;2枚 バックル2枚, 持ち手、ポケット、チャック、チャックの引手、クレヨン、ノート、リンゴ、メガネなどなど。。。リンゴは学校ものには不可欠なアイテムですね。
・センチメント; 丸いダイカットにセンチメントをスタンプ
・LEDステッカー; Chibitronics
・銅箔テープ; Chibitronics
・導電性布テープ; Chibitronics
・コイン電池; CR2016 ( この数字の意味は、前半二けた20が直径20mm 後半二けたは厚み 16で1.6mmを表しています。)
・厚み3mmのフォームテープ; ヒンジの幅を5mmとっていて、そこがカードの裏で動くしくみです。そのスペースを確保したいため、今回は厚めのフォームテープを使用
2.ポップアップのしかけ---- フラップが引っ張った方向に対して遠のく方向に開くしかけ
リュックの蓋が開く仕組みに今回はプルタブを使いました。
このしかけの好きなところは引っ張った方向と反対に向かって開いていく蓋の動きがなんとも不思議な感じを醸し出すところ。引いた方にものが動くのは直観的に予測したすいのですが、反対に向かって物が動くっていうことに、私は毎回わくわくさせられます。
今回たくさんのポップアップの仕掛けの作り方や素敵なポップアップの絵本を紹介してくれている素晴らしいYou tubeチャンネルを見つけてお世話になりました。その名も、"the pop-up channel". このリンク先の3'40”あたりから、今回のしかけについて詳しく見せてくれています。ご興味がありましたら、ぜひチェックしてみてください。
タブを通したスリットの位置で、タブのストッパーと折り目が作用して、引く軸の方向を反転させる仕掛けです。どのように動くのか下の動画の模型の動きでご覧ください。
3. 回路
まず初めに、全体のデザインを決めます。リュックの位置やタブの向き、スイッチの場所を設定します。次に電池の場所を決めます。
スリットの長さについては、スイッチの幅とストッパーが反転することで生じるスライドの長さで決まってきます。
計算してみましょう。
プルタブのスライドする長さ ストッパーの幅の2倍 (今回は1/4インチx2=1/2インチ)
スイッチパーツの幅 1/2インチ
なので、 1/2"+ 1/2" = 2インチ それに少し余裕 2mm程度を追加。という感じなります。タブの紙やストッパーの素材によって、少し変わってくるので、実際は作ってみて確認して調整が必要なこともあると思います。
プルタブ上には電池とライトを接続する回路があります。プラス回路とマイナス回路がそれぞれ、スイッチの右側と左側にそれぞれ分かれてつながって、タブの左右を走り、その先の蓋のライトに電力を送ります。
プルタブを引いた時にスイッチパーツが下にスライドすると、電池側の回路と、ライトがつながってライトが光るというわけです。
白い紙で模型を作って試してみました。それを見ながら本番を作ると、うっかりさんの私も間違えにくいです。
ヴェラムをライトの上に重ねてライトの光を拡散させます。
4. 導電性布テープと銅箔テープ
パカパカと動かしていると、問題発生!
回路が下の写真のように切れてしまいました。。。
銅箔テープは何度も同じ場所で折り曲げると、割れてしまう性質があります。こういう場所には導電性の布テープを使うのがおすすめです。
導電性布テープは柔軟性があって、何度も折り曲げても切れません。その代わり手ではちぎれないので切る時はハサミ必須です。
チビトロニクスには導電性のテープが銅箔テープ, 導電性布テープ, 導電性布テープ(パッチタイプ) の3種類あります。
公式サイトにはそれぞれのテープの特徴を分かりやすく比べたページがあるので、参考にしてください。
割れた部分を上から導電性布テープを貼って補修しました。導電性布テープはしっかりと回路をつなぐ作用もあるので、安心の接続です。回路のつなぎ目や枝分かれ部分、電池との接続部分、LEDステッカーを再利用する時など、銅箔テープの張り合わせのみでは接続不良かな?という場合などにも便利に使用できる便利な素材です。
5. 組み立て
プルタブを包んで表紙裏に固定します。こうするとプルタブの動きが安定してぶれません。
フォームテープを表紙の裏に貼ります。今回は、上部は貼り付けません。幅1/4インチのストッパーが表紙の裏で回転してひっくり返る動きをするので、きっちり貼り付けると動きにくくなるためです。下辺のプルタブが動く位置もフォームテープは貼らないでおきましょう。
フォームテープの剥離紙を一部剥がして位置決めをして、貼り付けます。
組み立てた表紙をカードベースに貼り付けます。動きとライトが付くことを時々確認しながら工程を進めてください。
6. リュックサックを完成させよう
お楽しみの時間です。
リュックサックを組み立てます。蓋にベルトを貼って、持ち手も貼ります。ポケットにはファスナーと引手を付けます。
わー、このファスナーの金属の雰囲気、本物みたいに見えますよね?!
リュックの中には学校に持っていきたいものを、いろいろと詰め込みましょう。リンゴは外せない!というのが私の考え。(笑)
みなさん本当によく頑張りました。 素晴らしいです!!と伝えるために作ったカード。
下は作り方の早回しビデオです。ご参考になるかも?
日本では、学校は4月に始まり、3月に修了しますね。なので、今は学年末ではありませんが、夏休みは一年で最も長い休みです。 子どもたちは、長い休みを楽しみにしているかな? 皆さんの国ではいかがでしょうか?
読んでいただきありがとうございました!
良い一日をお過ごしください。
にこりん
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