ぼくを見つけて!カード プッシュ式スイッチのコツとともに。

 皆さん、こんにちは。にこりんです。今日は光るカードの基本ということで、プッシュ式スイッチのコツも含めてお話ししてみようと思います。ブログの最後に動画の中で出てくるコツをまとめて書いておきますので、興味のある方はご覧ください。私の失敗もそのままに出てきますのでお楽しみに。私の経験が、どなたかのお役に立てれば幸いです。



ぼくを見つけて!カードと題しまして、今日は一つのスタンプを使ってたくさんの模様のロボドックを表紙にしてみました。ポップアップされたロボドックが、僕を見つけて!と言っています。同じ模様の犬を探してみてください。見つけたら、ポップアップされた犬を押すと、、、答えが分かります!

作り方


必要物品

Heffy Doodle Bleep Beep stamp die setごめんなさいこちらは非売品です。
・紙; Neenah super crest #80, 赤のカードストック
・リチウムコイン電池 CR2016
・アルミフォイル あなたの台所から
・フォームテープ 厚み 3 mm=⅛ インチ
・ポップアップ用のフォームシート ; 厚みは何でも良し

手順
1.下の写真を参考にパーツを準備します。
・8 ½ x 5½ インチ  赤のカードストック
・3½ x 5½ インチ 白のカードストック ; 3枚
1) 表紙 ; ロボドッグをマスキングしながら重ねてスタンプしたものに、コピックで色を塗ります。
2) 遮光台紙; 光らせる犬をライトボックスや窓ガラスで透かしてその位置にダイをマスキングテープで位置決めし、ダイカットします。アルミフォイルを上面に貼り付けた後、もう一度同じ位置をダイカットします。
3)回路台紙 

・ロボドッグを白いカードストックにスタンプ、色を塗ってダイカット。裏にフォームシートを張っておきます。
・センチメントと吹き出しのセリフをスタンプして、ダイカットあるいは切り取って準備します。今回はちょうどよい大きさのスタンプが無かったので、プリントアウトしたものを使いました。
・½ x 1 インチの紙 スイッチパーツ用

2. 回路作成  
・遮光パネルを回路台紙に重ねて光らせる位置を鉛筆で印をつけ、LEDステッカーの位置を決めます。
・電池の位置に印をつけます。
・スイッチパーツを電池の位置に貼り付けます。今回は折り目を右に貼っています。カードの端に近い側に折り目を持ってくるのは避けています。
・回路を鉛筆で描きます。電池のプラス側(スイッチの蓋側)がLEDステッカーのプラスに、電池のマイナス側がLEDステッカーのマイナス側につながるようにします。電池のプラスを上、つまりスイッチの蓋側に設定するのが私は好きなのですが、その理由はまた今度説明しますね。
・銅箔テープで回路を作ります。とても簡単です。ただ貼るだけ!です。ただし銅箔テープはなるべく切らないように気を付けて下さい。万が一切れても修復は可能ですが、切れないのが一番です。曲がり角の作り方を下の図に示します。(出典: Love to code Vol.1 )

・LEDステッカーを印の位置に貼り付けます。プラス側(△の底辺)とマイナス側(△の頂点)を確認して正しく貼り付けてください。
・電池をプラス側を上にスイッチの中に置きます。
・スイッチを押してみましょう。光れば成功!もし光らなければ、いくつかのチェックポイントを 本日の記事の後半に書いてあるトラブルシューティングを参考にチェックしてください。
・LEDステッカーのプラス、マイナス側をそれぞれ上から銅箔テープを貼り付けて接続を補強します。
3. 組み立て
・遮光パネルを表紙の裏に貼り付けます。フォイル面を中側にして貼ってください。Bucking the
・フォームテープを貼ります。
1)電池とスイッチの蓋の間に十分な空間を確保します。
回路台紙の縁4辺にフォームテープを貼ります。スイッチの蓋は押していないときは、電池と離れていなくてはいけません。ですから電池の厚みよりも分厚い(電池の厚み+1.5mmくらい)フォームテープを選んでください。なければ薄いものを重ねて使っても構いません。
私の定番はCR2016の電池と3mmのフォームテープの組み合わせです。電池の名前について説明しますと、CRはリチウムコイン電池、数字はバッテリーのサイズを示します。前2つの数字は電池の直径(単位はミリ)後ろ二つは厚み(単位は1/10ミリ)を表しています。なのでCR2013はリチウムコイン電池の直径20mm 厚み1.6mmという意味になります。
表紙台紙を回路台紙の上に重ねて貼る時にスイッチの蓋を一緒に貼り込まないように気を付けてください。なので、回路台紙の縁のフォームテープとスイッチの端は少し離れている方が良いようです。

2.電池がスイッチパーツの中から飛び出ないように、周囲をフォームテープで囲みます。
3. つけっぱなしにしないでね!”テストをしましょう。

フォームテープの剥離紙を剥がして貼り付けるその前に!!このテストをすることをお勧めします。名づけて、「つけっぱなしにしないでね!テスト」ちょっといまひとつな名前なんですが、今後何度も使うことになると思うので、良い名前があったら改定案をよろしくお願いします。そして活用してもらえると嬉しいです。
このテストをすると貼り付けた時に何が起こるかを試すことが出来ます。表紙をフォームテープを貼った後の回路台紙の上に置いて(実は表紙は置いても置かなくても同じことなんですが、置いた方が完成形が見えて気分が盛り上がりますので)透明で硬い板(たとえばカッティングプレートなど)をその上に置き、軽く押さえます。そうすると表紙を貼り付けるとどうなるかを確認できます。これでライトが付くようなら、表紙を貼り付けた時にも同じ状況が起こるわけで、、、つまり点灯しっぱなしになることが分かります。 なので、もしつけっぱなしになるようなら、フォームテープの厚みや蓋の裏の銅箔テープが長すぎないかの確認をして調整してください。

表紙を貼り付けた後に、また剥がしてやり直すのはちょっと、、いや正直に言うと、か、な、り!面倒くさいですよね。思わず溜息でちゃう。(お時間があったら動画見てみて下さい)ですから、どうぞ、貼り付けるその前に今一度このテストで確認してみてください。スイッチと周りのフォームテープまでの距離が短い小さなカードやATCコインの方が、つけっぱなしになりやすいかなとか、スイッチの折り目をしっかり折る方が失敗しやすいとか、スイッチの紙が少し張りがある方が良いとか、微妙な条件で変わってくることがちょこちょこあるので、このテストは割と役に立つのよ!と、ここで自画自賛しておきます。

CR2032で3mmのフォームテープの例:つけっぱなし!厚み5mmにすれば大丈夫でした。
さて、テストが終わったらいよいよ仕上げに入ります、、、
・表紙を回路台紙の上に貼り付けます。
・それをカード台紙に貼ります.
・ロボドッグと吹き出し、そしてセンチメントのパーツを貼ります。 

・完成です!

ロボドッグを押すとクイズの答えが分かるよ。ロボドックと同じ模様の犬はどこかな?
ここだよー。やった、当たり!って感じで遊んでくださいね。
今回、私は冒頭の作り方紹介の動画の後半でプッシュ式スイッチのコツについて説明してみました。
動画だと流れてしまって確認しにくいかと思うので、ここに再度まとめておきます。

今日のちょっとしたコツとトラブル解決法
1. 電池とスイッチの蓋の間に必要十分な隙間を確保しよう。
   私がプッシュ式スイッチのカードを作る時のお気に入りの組み合わせは、CR2016の電池と3㎜(1/8インチ)のフォームテープです。
     
2. 次の段階に進む前に、確認テストをしましょう
点灯テスト; チビトロニクスLEDステッカーを回路に貼った後、電池をスイッチの中に置いて押さえてみましょう。 
点灯しない時には、以下の3つを確認してください。
1)電池のプラスとLEDのプラス、電池のマイナスとLEDのマイナスが繋がっているか?逆向きだと光りません。
2)LEDのパッドと銅箔テープはしっかり接続されていますか?
浮き上がっていることがあるので、ボーンフォルダーで、上からこすってみましょう。
3)ショート回路になっていませんか? たとえば、LEDの下で銅箔テープが重なっているなど。
LEDを通らないで電池のプラスからマイナスに帰ってこられる道が出来ていたら、それをショート回路と言います。
ショート回路があると、電気は怠け者なのでLEDは通らずに楽ちんなショート回路を流れてしまい、LEDは光りません。

・"つけっぱなしにしないでね test; 表紙を回路台紙に貼り付ける前に、スイッチがちゃんとオンとオフになるかの確認ができます。硬くて透明な板を上に置くだけで簡単につけっぱなしになるかどうかが分かります。

・私はスイッチの周りのフォームテープの上側剥離紙は剥がさずそのまま残します。その位置を貼り付けると、スイッチの蓋の浮きが少なくなることで、つけっぱなしになりすいからです。このフォームテープは電池がスイッチから飛び出ないことと、パネルがたわんで内側に凸にならないようにする働きがありますが、上面の剥離紙は剥がさなくてもその役割は果たせます。そしてもう一つ、何か修理や調整が必要な時、剥がさなくてはいけないフォームテープは。より少ない方が楽ですよね?

今回のカードで考えたこと そして フォームテープから表紙をキレイに剥がすやり方
最初は、こんな感じで作りました。遮光しないとこのように、広くぼわっと拡散した光になります。


でも、この犬を限定して光らせたかったので、遮光パネルを表紙の裏に貼り付けることにしました。

どうやって剥がしたかの動画を載せておきます。カッターで横から水平に切り込んで開き、
フォームテープをこすって取ると、表紙を傷めずに使うことが出来ますよ。
お気に入りの光るカード電池交換をしたい時にも役立つ方法です。
 


チビトロニクスの公式ページでは、たくさんの楽しいクラフトを紹介したブログ回路を作る時のコツなどが見られます。
長文を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
良い一日をお過ごしください!
Yukiko I. / Nicorin










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